キャビン等船内の換気について

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効果的な換気システム

タリンク&シリヤラインのすべての船舶では、各キャビンごとに換気が行われているため、
キャビン間での空気が混じり合うことはありませんのでご安心ください。

さらに、キャビン内の空気圧力を若干高くし、廊下の空気がキャビンに流れ込むことのないようにしています。

記事掲載2020年10月20日

キャビン(客室)は常時換気されています

弊社のすべての船舶において、各キャビン(客室)に専用の空調・換気システムが備わり、船外から取り入れられた新鮮な空気が、隣のキャビンを通過することなく直接届く構造となっています。

また、船内の各公共スペースの空調と換気においても同様の仕組みとなっており、同じ空気が船内広域にわたって循環することはなく、スペース毎に古い空気の排出と新鮮な外気の取り込みが行われます。

キャビンの換気は5分から10分の間隔で絶え間なく行われており、1時間で完全に入れ替わります。換気間隔は自動調整されており、最長で10分となり、1時間に6回の計算になりますが、実際はそれ以上の頻度で換気が行われています。

 

レストラン&バー、ショップ、その他公共スペースの空調について

船内レストラン&バー、ショップ、その他公共スペースの空調もキャビンと同様の仕組みとなっています。各スペースに設けられた空調・換気システムにより短間隔で船外の新鮮な空気の取入れと古い空気の排出が行われます。同じ空気が再利用されたり、広域にわたって循環することはありません。

従来は船内に設置されたセンサーが空気中の二酸化炭素量をモニタリングし、換気頻度を自動調整していましたが、コロナウィルス対策のため、システム能力の最大限の設定にて換気を行っています。

船の製造時期によって空調システムに違いはありますか?

タリンクグループの船の中には非常に新しいものと、そうでないものがありますが、すべての船に最新の優れた技術に基づいた空調システムが搭載されています。つまり、全船の空調システムにおいて同一のスタンダートが採用され、等しく効果的に換気が行われているということになります。

船内の空調システムの仕組みについて注目に値することは、排気を行うダクト管の束と、給気を行う管の束が別々にあり、空気の排出口と取入れ口は船のそれぞれ両サイド、10mの距離を挟んで設置されているということです。船の空調システムと関連の装置は定期的にメインテナンスされ、細心の注意をもってモニタリングされています。

まとめますと、船内の効果的な換気システムおよび強力なフィルターが空気中のウィルスを効果的に除去するため、船内の空気を介してコロナ感染する可能性が最小限に抑えられているといえます。

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